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3Dプリンターの自家製銃器と「安全な社会」

おそらく日本の安倍元首相の銃撃事件とは特に関係もないのだろうけど、SVTがアメリカで増える自家製銃器の取材をやっていて、みていて背中が凍る思いがした。

取材に応じていたのは武器アクティビストのSteven Bozichさんで、3Dプリンターを使っていかに簡単にお手製の銃を作ることができるかを説明してした。アメリカでは拳銃その他の武器の所有は認められているので、これは登録されていない銃器が増えるという(だけの?)影響にしかすぎないが、武器の所有が制限されている日本などの他の国で広まっていくと大変なことになるのではと、思わず眉間にシワが寄る。

まぁ、3Dプリンターなどなくても人を殺傷できるほどの破壊力のある武器を普通の民家で作ることができるというのは、みごとに証明されてしまったわけですけど。

先日の、すべてのアメリカ人はたとえ公共の場であっても武器を持つ権利があるとして、ニューヨーク州の法律を違憲とするアメリカの最高裁の判決もショックだったけど、武器の所有が取り締まれないのなら、まぁ、そんな法律あってもなくても同じなのか(すみません、ちょっとヤケ気味だな、今朝は)。

Bozichさんは「銃規制を議論するのではなく、どうやって安全な社会を作り上げるのか、その方法を議論したい」と話していたけど、みんなが銃をもっているという土台の上になりたっている安全な(?)社会なんて嫌だな、と声をあげたいと思ったけど、これ人単位じゃなくて国単位でいうと当たり前の考え方だなということにも思い当り、もしかしてBozichさんの言うことを一理あるとして理解しないといけないのかと気づき、ちょっと困ったな。

米国では3Dプリンターで作った兵器が行政の規制の目からこぼれ落ちている(SVT)

アメリカの最高裁は銃刀法の規制を否決(SVT)

© Hiromi Blomberg 2022