去年、アメリカや英国など英語圏の国で書籍の売上新記録に貢献したTiktokで出現したBooktokというハッシュタグ。
「TikTok」で本を売りまくるティーン姉妹の正体 | The New York Times | 東洋経済オンライン
(そして日本でも)
「TikTok売れ」で30年前の実験的SF小説が3万5000部の緊急重版……メガヒットに出版社も熱視線 | Business Insider Japan
スウェーデンでも去年の夏頃からBooktokを見て本を買い求める若者が増えていることをSVTのニュースが伝えていた。若者の間で本を小脇に抱えて歩いたり、本と一緒にカフェで過ごすことが流行っている。おしゃれなスマホケースやスニーカーなどと同じような感覚で、本がスタイルの一角をつくりあげる。
スウェーデンでBookTokの動画を上げているのは、出版社や書店が多いそうで、スウェーデンの大手出版社のノルステッド(Norstedts)社は、この1年、2種類のToktokアカウントを作って試行錯誤を繰り返した。Tiktokが人気だといってもそこに広告をだしてもまった効果はなく、本物で自然な短い動画クリップが若い読者(候補)との新しい信頼関係を築き上げると、ノルステッドのコミュケーションの責任者のOlle Lidbomさんは話す。
こちらの方、はっきりいっておじさんですが、古き良きブルジョワなインテリ風でお召し物にも気が配られている。彼のアカウントはこれまでノルステッド社がなんであるか知らなかったような読者(”ノルステッドってジーンズの会社だっけ?”とのコメントが)にも人気で、リーチを広げているそう。
本が売れているのは「本の小物化」にあるとしても、やはり本が売れているというニュースは耳にすると嬉しいな。