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NATOへの加盟とトルコの戦闘機購入の関係

スウェーデンのNATOへの加盟手続きの状況が「新政府にとってもトルコの要求に答えていくはとても難しい問題となるだろう」という解説記事にまとめられていた。(政府の形はまだ決まってはないのだけれど)

トルコはここのところスウェーデンでの選挙結果を見守るためか、少し静かな感じだったが、スウェーデンの次期政権の形が決まったところで、また多くの要求を投げかけてくるに違いないというのがSVTの特派員による見方だ。

NATO加盟の手続きに関しては、現在加盟国の27カ国でスウェーデンとフィンランドの加盟が承認された状態で、残るはスロベキア、ハンガリー、そしてトルコとなっている。

そしてトルコはアメリカ国内で反対の声が高かった米国からのF16戦闘機の購入について、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟を認めることを引き換えにバイデン大統領に支援するようを約束させたという見方がある。アメリカからトルコへ武器の輸出が認められるには米国議会で過半数を得る必要があるが、この承認を得るのに協力してくれれば、アメリカが望んでいるスウェーデンのNATO加盟に関してもよきに計らってあげてもいいよ、というバーター取引のようだ。

こうしてNATOは増強され、世界の武器は増えていく。この連鎖、どこかでだれか、断ち切ってくれる人はいないのだろうか?

解説・「トルコはスウェーデンの次期政権にトラブルの種を準備している」(SVT)

© Hiromi Blomberg 2022