swelog ニュースで語るスウェーデン

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出版業界は不況を恐れない。非常時には本。

スウェーデンでは来年辺りから景気が後退すると考えられているが、書籍は不況の中でも売れ続けるだろうと、スウェーデン出版社連合組合の代表が話している。これまでの歴史を振り返ってみても、書籍は経済や社会の不確実性からの影響を受けることが少なかった。

本の価格は今後さらに上がることが見込まれているが、本の売上はその値上げによる影響を受けることは少ないと組合ではみている。(スウェーデンの本は日本の感覚からするとかなり高いが、本屋により価格は異なり、また年に一回超大型バーゲン・セールがある)

書店を訪れる4人に3人はこれからも同じように本を買うと答えた、英国で行われた調査結果を引き合いに出しながら、組合の代表は「他のカルチャーにかかるコストと比較すれば、書籍の価格はまだまだ安い。そして本の賞味期間はとっても長い」と説明する。本の将来は明るいのか? なんだか元気になってきた。

そういえば先日「非常袋にも文化が必要」って記事をみかけた。これは今、社会防衛対策庁(MSB)が啓蒙している非常袋用の準備品目の中には、本や文化に関するものが入っていないが、これがこの先変更される可能性のあることをMSBの担当者がコメントしたもの。この記事で実施されていた有識者へのアンケートでは、非常袋にあるとよい本として、聖書やシェイクスピア、また『ムーミン谷の冬』などがあげられていた。

非常時こそ叡智。

出版協会は不況を恐れていない(SVT)

© Hiromi Blomberg 2022