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COP27の閉じられた世界

次の日曜日からエジプトのシャルム・エル・シェイクで始まるCOP27、国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議には、多くの若い活動家や団体は参加できない、もしくはしない。エジプトは2013年から軍部に支えられた政治エリートが国を支配しており、例えばヒューマン・ライツ・ウォッチの担当者はエジプトを「人権のブラックホール」と呼ぶ。

会議が開催されるシャルム・エル・シェイクは紅海に面した砂漠にあり、有刺鉄線で囲まれている街で、外界とつなぐ一本の道路には軍の検問所が立ち並ぶ。これまでの戦争やテロ事件を受けてシャルム・エル・シェイクの警備体制はこれまでにないほど厳重で、許可を受けていない団体がこの街に入ることは事実上不可能という。

COP27には過去最高レベルの4万5000人以上の参加者が登録されているが、スウェーデンの気候変動関連団体を取りまとめているKlimatSverigとKlimatriksdagenによると、参加するメンバーはほとんどなく、グレタ・トゥーンベリも会議をボイコットすること、またエジプト政権に社会を開放すること、政治犯を釈放することなどを要求している。

各種団体の中で、グリーンピースは既に自分たちの船でシャルム・エル・シェイクに乗り付けている。グリーンピースの北欧地域の担当者は、北半球からの参加者は少ないが、今回はパキスタン、スーダン、モロッコなどから若い気候変動活動のリーダーを招いており、南半球の彼らの声を届けることが重要だ」と話す。

さて、閉じられて、管理されたCOP27、どんな会議になるのだろう?

スウェーデンの団体はエジプトでの国連気候変動サミットに参加しない(SVT)

© Hiromi Blomberg 2022