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食料自給率から国内食料供給能力へ

スウェーデンの農協、LRF(Lantbrukarnas riksförbund)は、深刻な危機に対応するため、これからは食料は自給率だけをみるのではなく、食料を生産するのに必要となる燃料、電力、農薬や肥料などの国内供給能力も考慮していくべきだという。

経済学者には、スウェーデンが将来世界から切り離されると考えた上での食料戦略は極端すぎる考え方であり、第2次世界大戦中でさえ食料の供給危機はなかったことを指摘する人もいる。食料自給率を高めていくやり方は費用対効果が悪く、スウェーデンがこれから目指すべきシナリオではないという。

LRFが提唱する食料供給能力は、食糧生産の上流から川下まですべてを統合した考え方で、上にあげたような生産時に必要となるエネルギーに加えて輸送などのサービスの国外依存性も考慮したものだ。

食料の自給率については何回か取り上げてて、その度に驚くけど、スウェーデンのリンゴの自給率が21%なんだな、これ。季節外に南半球からリンゴがやってくるからだろうか?

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スウェーデンの自給率の数字、他にはこんな感じです。

2019年のスウェーデンの自給率

トマト:17%
リンゴ:21%
砂糖:93%
キュウリ:46%
ジャガイモ:93%
いちご:69%
タマネギ:68%
穀物類:135%
ニンジン:92%
卵:97.5%
乳製品:70.4%
ラム肉:30.7%
豚:76.7%
牛肉:56.4%
鶏肉類:71.6%

スウェーデンの食料自給率に関して分かれる意見(SVT)

© Hiromi Blomberg 2022