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新たな大規模サイバーアタック

先週、失業保険の申請システムから、信用情報提供企業のシステム、さらに住宅組合の洗濯室の予約システムに至るまで、広範囲なサイバーアタック事件が起こっていた。これは数百社の顧客を持つITシステム提供会社Softronic社がサイバー攻撃を受けたことによるもの。

Softronicは、失業保険を提供しているA-kassaや信用情報を提供しているUC社、建設業で働く人のための労働組合Byggnadsや地方自治体の住宅提供組織などにITシステムを提供しており、そのため各企業、組織で影響がでている。失業保険は先週の木曜に支払われるはずであったが、現在A-kassaのすべてのシステムは停止していてA-kassaとは連絡もとれない状態になっている。

Softronicは金曜日に出したプレスリリースで「セキュリティ関連のインシデントがあり、予防措置としてSoftronicの動作環境へのネットワークトラフィックをすべて停止した」と発表したが、詳しい取材には応じておらず、現在停止している各システムがいつ再開されるのかについては見通しが出ていない。

セキュリティの専門家は、まだ公表されていないがもっと多くの企業や組織のITシステムで影響がでていると考えており、Softronic社がランサムウェアの被害にあっている場合、問題解決には数ヶ月とかかるかもしれないと述べている。

別件で、木曜日には防衛庁のウェブサイトがサイバー攻撃にあって10分間ダウンしていたというニュースもあり、年の瀬が近づいて慌ただしいが、皆さまもくれぐれも怪しいメールやリンクなどにはご注意ください。

サイバー攻撃と見られる事件で信用情報の提供から洗濯室の予約までが影響を受けている(SVT)

専門家・影響は広範囲に渡ると見られる(SVT)

防衛庁のサイトが攻撃を受けて10分間停止(SVT)

© Hiromi Blomberg 2022