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看護師になりたい学生には給与を払うその一方で……

若者は最初の仕事につくのが難しくなっていると言われているが、学生として勉強しながらも将来の雇用主から既に給与を得ている学生たちもいる。ニュースになっていたのは看護師になるための勉強をしている学生たちで、例えば取材に答えていたライナスさんは、学校を卒業後最低1年は勤務することを条件に、最終学年で勉強している1年間、働くことを約束した病院から給与を受けている。

その額は、給与としての満額ではないが、国から受けることのできる学費ローンと同額で、ローンの負債が嵩むこともなく、将来の雇用も確保されていることに満足していると話す。

今の看護師不足を背景に、今看護師になるために勉強している学生たちは、新卒でもかなりの高額の初任給を得ることができるが、一方で看護師としてずっと同じ職場で働いている人の給与は一気にはどんと上がったりしない。

これは看護師に限らず、他の行政や地方自治体で働く人たちの間でもよく聞かれる問題だが、最近働き始めた人たちの給与が、長年働いてきた人たちの給与レベルとは大きく異なることに不満を抱く人も多い。不満が大きくなるとみんなやめていくのだけれど、せめてこれからの新卒の看護師だけでも、よい条件で働くことができるのを喜ぶべきなのか、不公平だというべきなのか? 

看護学生は、働き始めるよりずっと前から病院からの給与を受け取る(SVT)

© Hiromi Blomberg 2022