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旅行にもいけない若者は医療を目指す

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今年ぐんと増えた大学への出願。その中でも目立ったのが看護師や医師など、医療従事者養成コースへの出願だ。出願者の中で今年高校を卒業したばかりの人たちの出願傾向をみれば、看護師へのコースは前年比で28%、医学部への出願は26%増えている。

コロナで毎日、医療従事者が大変な様子や活躍する様子をみていたら、自分でも貢献したいと思うのは自然な流れだろう。高等教育への出願は全体では13%出願が増えたことは先日書いた通りだが、ちなみに教育学部への出願は、高校卒業者の間では2%しか増えていない。

このような状態でも、医療従事者の組合であるVårdförbundetは「楽観できない」とコメントしている。使命に燃えて働き始めても、仕事の内容と給与が釣り合っていなければ、医療現場を離れていく人がまた増える。その現状を変える必要があると警鐘をならす。

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何でも一並びにしなくてもいいスウェーデンでは、通常は高校卒業した後の進路は結構さまざま。大学で学んだこととその後の将来の職業は直結しているので、何をしたいのか自分ではっきりわかっていない時は、まずはレストランやホテル、小売業で働いたり、またそうやってお金をためてから旅行にでたりしてから、大学での勉強を始める人も多かった。

でも今はコロナで、そんな仕事は激減しているし、仮にお金があったとしても旅行にも行けない。よって高校卒業してそのまま勉強しようという人が多いのだが、このコロナ世代(?)の若者たち、ここ何十年かスウェーデンの若い世代が過ごしてきたのとは違う流れの人生を、この先も生きていくことになるのだろうか?

医療教育へ進む若者が増加「パンデミックで医療が表舞台へ」