swelog ニュースで語るスウェーデン

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底を打つ

スウェーデン語には「Nu vänder det!」という表現があって、これは文字通りには「方向がかわった」という意味で、ひいては「物事が好転する」「流れが変わった」と言いたい時に使われる。今朝、スウェーデンの最北部からやってきたニュースには「Nu vänder det. 私たちは明るい時代に向かっている」というタイトルがつけられている。伝えているのは冬至の到来だ。

ウメオでは一年で一番太陽が出ている時間が短かった昨日の日の出時刻は9時27分。日没は13時45分(!)だったが、これが今日には既に1秒、日中の時間が長くなる。そして12月も末になると日中は2分24秒も長くなっている。私たちは今、光あふれる世界へと向かっている。

ストックホルム大学で行われた研究では、スウェーデンの約半数の人が、秋冬の暗さに気分が落ち込む影響を受けているという。そのうち季節性うつ病として治療が必要なほどの人も、人口の2〜4%ほどいると考えられている。

物事は、その渦中にいる時にはどこが底なのかよくわからないが、後から振り返ると、あの時に状況が変わったのかと、あの時が底だったのかと気づくことも多い。ウクライナの戦争もあの時が底だったのだ、あれが折り返し時点だったのだと後からわかるようなことが、既に起きていたりするのかもしれない。暗黒の状況で生きている人たちのもとにも、光が忍び寄ってきていることを心より祈る。

今、状況は好転し明るい時代に向かっている。ウメオの住民は「すばらしい!」と(SVT)

心理学者が暗い季節の気分の落ち込みについてアドバイス。灯りをともしてちょっとコージーに」(SVT)

© Hiromi Blomberg 2022