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すみません、ここまで高かったのか、一軒家の人の電気代

一昨日書いた私の電気代に関する認識がひどく世間とはずれていたようなので、お詫びするとともに、昨日ニュースになっていた各政党党首たちが今月どれくらい電気代を払ったかを書いておこう。

一軒家に住んでいる家庭の平均的な先月12月分の電気代は、住んでいる地域によって異なるが、税金や送電料金を含めると大体8000〜9800クローナ(約10万円〜12万円)だった。

ほとんどが一軒家にすんでいる各党党首たちも、1万4000クローナ(自由党)1万(社会民主党)、1万(中央党)、9000(スウェーデン民主党)というのが主流を占めているが、環境党の代表は5000〜6000クローナ、左党党首は1000〜2000クローナという回答で、かなり差があり、我が家は特例のような左党党首に近いライフスタイルのよう。多分この人も私と同様アパート住まいで、暖房はきっと地域温水暖房で、その費用もアパートの管理費に含まれているのではないだろうか?

ブッシュ・エネルギー経済担当大臣が「ほかの多くのスウェーデン人と同様、電気代を公開しない権利があると思う」とケムに撒く回答で取材に答えていなかったのが印象的で、改めて「なんだ、こいつ!」と思う。

しかし、一月に10万円を超える電気代なんて、ちょっとこれまでの常識を逸脱している。

ガスによる暖房費が月々の管理費に含まれている分譲住宅の管理組合などの中には、今年からかなりの値上げを行ったところもあり、一月1万3000クローナの年金で暮らしているスコーネに住むビルギットさんが払わなくてはいけない管理費は、昨年頭の4384クローナから今年は7153クローナになったそうで、住宅手当を当てにできるとは言え、家計の逼迫はかなりのものだ。ガス代はウクライナでの戦争の影響を受け、高騰している。

ということで、私は電気代も倍になったとはいえ、しれており、管理費の上昇も例年程度の数%で収まっている、電気代、光熱費に関してはかなりラッキーな部類らしいということで。

各党首たちの12月の電気代はこんなに高かった(SVT)

シェーヴリンゲに住むビルギットさんの管理費は60%値上げされた「さらに質素な生活を強いられる」(SVT)

© Hiromi Blomberg 2023