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高度人材労働移民のためのファストトラック

国際的に競争力のある高度人材労働移民のために、政府は移民庁に新しく対応部門を設立する。この年末から、高度な能力人材への労働許可を専門に扱う部署ができ、人材が必要な企業のニーズを優先させる。申請許可は迅速に処理される予定で、高度人材だと認められ申請に不備のなかった雇用主には申請から30日以内に回答がでる形を目指す。

移民担当大臣は、同様の取り組みは既に近隣諸国で導入されており、国際的な人材獲得競争の中で、スウェーデンの競争力をつけることが必要だとその背景を説明する。

このようなファストトラックができると、私がスウェーデンにやってきた時にもらった「サンボビザ(同棲パートナービザ)」の認可などは後回しされるということだろうか。20年以上前だけど、私が東京のスウェーデン大使館に申請した時は、たったの2週間程度でビザがもらえて、(3ヶ月位かかると聞いていたので)慌てて予定を変更して引っ越してきた経緯がある。

でもこれはスウェーデンで働きたい、住みたいと仕事を見つけたい人には朗報だと思う。

同じ記事には労働移民の最低賃金も26560クローナ(約35万円)に引き上げるとあり、こちらは比較的簡単な仕事の移民を受け入れる場合は給与を引き上げて、受け入れを抑制するということだろうか? 今年は北の方では夏が一ヶ月早くやってくるそうだけど、そう言えばタイから毎年ベリーを摘みに来る季節労働の人たちは、どうなるのだろう?

政府決定・高度人材労働移民のための専門部署を新設(SVT)

例年より1ヶ月早く夏がやってくる(SVT)

© Hiromi Blomberg 2023