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Z世代でお金がより重要視され、社会への影響力への関心が減る

スウェーデンの15歳〜24歳の16,295人を対象とし(すごい人数だな)昨年の10月から11月にかけて行われたユースバロメーター調査では、若者たちの間で「お金」の重要性が増している一方で、政治などで社会に影響力を与えることは重要視されなくなってきていて、また家族を持つことの優先順位も下がっていることがわかった。

1990年代半ばから2010年代前半に生まれたZ世代にとって、お金を稼ぐことはより重要なものになってきている。この調査では2人に1人が週に1回以上、お金のことでストレスを感じていると回答した。調査結果の分析責任者は、背後には最近のインフレや戦争など安全保障上の問題、そしてお金を持っていることが人間の価値として表現されがちな、インフルエンサー文化の影響を指摘する。

Z世代は概して前の世代よりも、社会に影響を与えることができると感じてきたが、今は自分たちにそのような力があるのかについて、少し躊躇しているようなような傾向が調査結果からは読み取れるのだそう。

いやー、私たちは誰も社会を変えることのできる力を持っていると若者たちには強く信じてほしいし、収入の高さと気候問題へのネガティブな影響力(二酸化炭素排出量)にはかなりの相関関係があると考えられているので、そこのところもよろしく。

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© Hiromi Blomberg 2023