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北欧各国に広がるテスラへの同調ストライキ

クリスマスの休暇まで残すところ後一週間ほど。テスラでのストライキがどうなっているかというと、収まるどころか広がりそうだ。

スウェーデンの労働組合に同調する形で、デンマーク、フィンランド、ノルウェーの港湾関係者たちが加入する労働組合が、テスラがこれらの国の港で自社の車を輸入しその後スウェーデンへの持ち込むことを拒否する予定だと発表している。他の北欧各国もスウェーデンと同様の労働協約モデルを持っており、これがスウェーデンで崩れることを各国とも防ぎたいというもの。

各国の港で輸入できなくとも、テスラには自車工場があるドイツからデンマークを経由して地続きで車をスウェーデンまで運ぶという手段が残されている。ドイツでは労働組合の権利は異なっており、このような同調ストライキは違法となり労働者たちは賛同ストライキに突入することはできない。

これまでの発表では、事態が改善しない場合、デンマークでは12月19日までに、ノルウェーやフィンランドでは12月20日からストに突入するとなっている。発表に伴い、世界で一番電気自動車が普及している国ノルウェーの労働組合会長のコメントがかっこよかった。

「企業がグローバル化するのなら、労働組合も労働者を守る闘いにおいてグローバルです」!

北欧諸国の労働組合がテスラのストライキを支持する理由(SVT)

テスラのストライキがデンマークに広がる(SVT)

フィンランドがテスラのストライキに参加(SVT)

ノルウェーの労組がテスラへの港湾封鎖を発表。IFメタルに同調して(SVT)

© Hiromi Blomberg 2023