備えあれば憂いなしとは言うけれど、ある心配事に備えていても、それとまったく違うことろで、えー!嘘、と思うことが起こる、というのが私がこれまでの経験から学習したことである。何のことを話しているかというと、イェーブレという街に毎年この時期に作られる13メートルの高さの巨大なユールボック(クリスマスのヤギ)のことである。
わらという燃えやすい素材で作られているゆえ、放火されて燃えてしまうことでも有名なこのヤギ。今年は思わぬ方向から災難がやってきた。
気候変動の影響などで今年は材料の調達が難しく、ヤギの建造に使用されたわらには穀物が多く残っていた。それを目当てに鳥が群がり、ユールボックは設置されて一週間で食べられてしまった穴があちこちにあき始めた。角の一部は完全になくなり、このままいくと食べ尽くされてしまうかもしれない。
I know. I'm hard to resist. 🦅💞 pic.twitter.com/7hLtZs6MD0
— Gävlebocken (@Gavlebocken) 2023年12月12日
今年が57回目となるイェーブレのユールボックだが、クリスマスまで生き延びたのは19回だけ。イェーブレボックはインスタのアカウントも持っているので、みんなでクリスマスまで見守ろう♡