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「精神疾患とビジネスの話をしよう」

2000年代初頭、スウェーデン産業界を代表する企業、ABBの営業として忙しく世界を飛び回っていたヨハンさんは今、ストレスで燃え尽きた従業員が経営に与える影響を、大企業の経営者が理解できるように手伝うコンサルタントとして働いている。

彼が力をいれて説明するのは、企業の経済的損失は、壁にぶち当たってしまった人たちが実際に病欠に入った後ではなく、そのずっと前から始まっており、病欠前の方が影響は大きいという点だ。強すぎるストレス下で働いている人たちは作業効率が落ち、成果を出すことができない。

カロリンスカ研究所は2016年に「職場での精神疾患とその経営への影響の分析ツール」を発表しており、これによるとストレスは平均で9%作業効率を落とし、多いときには30%もの影響を与える。

ヨハンさんに仕事を依頼してくる経営層自身の多くが、強いストレスに悩まされているのを実感しているそうだが、精神的疾患に悩まされている人が近年増え続けているかといえば、そのようには思わないそうだ。トレンドに波がある。しかし、今、高波が来る気配があるという。

ヨハンさんも今でも仕事が重なってきついことはあるが「今は妻共々フルタイムでは働いておらず、立派な家に住むとか、豪華なレストランでのディナーなどを排除した生活」にとても満足しているそうです。

精神疾患をはやく捉えることで生まれる大金