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サウナが処方薬に?

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クリスマスは心臓発作のリスクが高まる時だ。

スウェーデンでは毎年5000人以上の人が心臓発作で亡くなるが、クリスマス・イブ(今日だ!)には、心臓発作の数が通常の日に比べて40%近く増加する。

クリスマスに心臓発作を起こした人を対象にした調査によると、37%の人がいつもよりストレスを感じていたと回答し、26%は不安な気持ちだったという結果になった。同様の傾向は、イースターや夏至祭の時には見られない。クリスマスがいかに特別な時期であるかはこういう統計からもよくわかる。

最近ではサウナが心血管疾患や脳卒中のリスクを軽減することがわかってきていて、サウナ入浴を薬などの代わりに処方することを望む医師もいる。

スウェーデンでは、今、さまざまな疾患や心血管疾患の予防策として、ヨガやダンスなどの身体活動を医師が処方することができるが、これの流れにサウナも入れるように取り組んでいるのはスウェーデン・サウナアカデミーの理事で、ウプサラ大学の教授で医師でもあるハーンス・ヘッグルンド。

サウナはでは汗をかき、心臓の鼓動や呼吸も早まる。ホルモン系や神経系の動きも活発になる。要は運動をした時と同じことがサウナに入浴しただけで体に起こる。

2015年のフィンランドの研究ではサウナ入浴を週に4回(!)行う場合は、血圧をさげ、心血管疾患や脳相中のリスクを最大で50%低減するということがわかった。一般的に心血管疾患のリスクは、身体的活動により80%から90%低減できると理解されているそうだ。

クリスマスもそして年末年始も、ストレスを感じる前にサウナをどうぞ。

サウナを処方することを望む医師(アフトンボラーデット)

クリスマスの心臓発作の背後にあるのはストレスと不安 (SVT)

© Hiromi Blomberg 2022