毎日のニュースの中で、新型コロナウイルスのワクチン接種に関するものが増えてきた。今日はその中からいくつかまとめてお伝えします。
- まず、スウェーデンと世界でどれくらいワクチン接種が進んでいるかに関してSVTがインフォグラフィックスでわかりやすく伝えている。
Coronavaccin - i Sverige och världen - SVT Nyheter
この特別サイトの元データはスウェーデンの数字は公衆衛生庁から、世界のものはOur World in Dataから。
- イギリスではワクチン接種会場として中世の大聖堂を使用。教会は長年人々をケアを行ってきた場所なので、予防接種に大聖堂を使うのはぴったり、とここで接種をうけた住民が話している。
- デンマークではどんどん進んでいるのに、この差はなに! とスウェーデン人が注目している隣国では、新しいワクチン接種会場もどんどん開設される。今日はコペンハーゲンで3つ、ボーンホルムで1つ、使用されていないイベント会場などをワクチン接種会場として開設したというニュースをSVTが報じている。ここで、100万人のデンマーク人が各自2回ずつ接種をうける予定。
ちなみにデンマークでは16歳以上のすべての住民にワクチンの接種を準備。デンマークの公衆衛生庁では、対象者の90%がワクチン接種に同意するものとみている。90%ってすごく高い数字ですね。
- 最後にスウェーデンからはスウェーデンらしいワクチン関連ニュースを。スウェーデン国王がワクチン接種を受け、王室のインスタグラムアカウントでその様子を紹介したところ「順番抜かしだろ!」と批判を受けたというニュースがそれ。
国王の主治医は、国王が高リスクグループに適応すること(70歳以上の意味か?)、またワクチンは現在国王一家が住むソームランド地方の医療行政に事情を説明して適切に入手したものだと話している。王室の広報官は、国民の間でワクチン接種に懐疑的な人もいる中、王室からもメッセージを送ることが重要だと考えたと今回の手配と措置の背景を説明する。
王様だからって順番抜かしはさせない、ずるは許さないと国民の熱い思い(?)と厳しい目が伝わってくるスウェーデンなニュースですな、これ。