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全国一斉氷の日、凍るシャボン玉

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日本でもスウェーデンでも天気予報上で熱帯夜が定義されているように、スウェーデンの気象庁では「氷の日(isdygn)」という定義がある。これは一昼夜を通して気温が0度を超えない日のことで、一昼夜は19時から(夏時間中は20時から)翌日の19時までの24時間で計測される。

スウェーデン各地で氷の日となることは珍しいことではないが、スウェーデン全国のすべての気象観測地で同時に氷の日となる「全国一斉氷の日(Nationella isdygn)」となるとそう簡単に起こるものではない。北の方では年間100日から150日の氷の日があっても、私の住む南部のスコーネ地方では氷の日になることは少ない。

そして全国で大寒波絶賛到来中のこの木曜日から金曜日にかけて、久しぶりに全国一斉氷の日となるのではと期待が高まっていたが(本当か? でも少なくとも私は期待した)しかしながら、今回は残念なことになんと最北のアビスコ(0.8度)やニッカルオクタ(1.5度)などで気温が0度を超え、全国一斉氷の日は達成されなかった。あぁ残念。最南端のファルステルボーでもこの日はしっかり冷えていたというのに。

観測史上、全国一斉氷の日の最長連続記録は1947年と1970年の10日間だ。この時はいったいどれだけ冷えていたのだろう? 近年は気候温暖化の影響で氷の日自体減ってきているし、ましてや全国一斉氷の日となると2011年を最後としてそれ以降はなかっただけに本当に残念。そして記録とならなかった理由が最北の地での記録によるものというのは皮肉で、今の時代を象徴しているように思う。

しかし全国一斉氷の日の記録は達成できなかったが、スウェーデンは引き続き各地で冷えており、今週はナッタヴァーラでマイナス40度近くを記録した。

ここまで気温が低くなると、ジャボン玉を吹くと瞬時にきれいな氷玉になったり、洗濯したばかりのTシャツを1分ほど寒気の中で振ると水分が凍ってTシャツが自立するようになったり、魔法瓶の中の水を空中に巻くと瞬時に凍ってきれいな模様ができたり、と寒さの中ならではの遊びができるそうだ。

今年はコロナで北の方にスキーに行けそうにないけど、次のシーズンはシャボン玉用意して北にいくぞ!

ノールボッテンが暖かくて全国一斉氷の日とならず

ナッタヴァアラでマイナス40度近くへ

寒いからこそできる4つの楽しいここと

© Hiromi Blomberg 2021