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2019年・マルメのエンタメ10大ニュース

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地元の新聞Sydsvenskanに、今年のマルメのエンタメ・トレンド10大ニュースがまとめられていた。これに興味のある人が私以外にもいるのかわからないけど、ちょっと紹介します。

1.イケてるレストランがモッラン(Möllan=Möllevångtorget界隈)から逃げ出す

1年前と比べてBelleやSakanayaといったレストランがモッランから消えた。背景にはこの地区の犯罪の多さと、いい食材や高品質には財布を開かない客層があるようだ。2020年にMassive Entertainmentsが引っ越してくるとまた変化するか?

2.マルメのゲーム業界が中国資本化

マルメのMassiveはフランスのUbisoft、KingはActivision Blizzardがオーナーだが、実はUbisoftやActivsionも中国のTencentが部分的に所有している。

5月には100人規模まで大きくなったマルメのスタジオSharkmobもTencentが買収。Tencentはさらに以前から所有するフィンランドのSupercellを通じて、今マルメで熱いスタジオと言われているLuau Gamesも買収。さらにはThe Bearded Ladies もとマルメゲーム界の中国資本化はとどまるところを知らない。

そういえばTarsierも買収されたけどこちらはEmbracerというスウェーデン資本でした。

3.マルメに巨大な子供の国誕生・Entré

ちょっと上の2つをゆっくり書きすぎたので、ここからは早送りで。

大失敗したVärnhem近くのショッピングセンターEntréが子供のためのレジャーランドとして復活した? ようです? 

4.Norra Gränges地区がさらに楽しい場所に

Norra Gröngesbergsgatan周辺が、さらにヒップさを増して成長中。Plan BとかHypnosとか、ね。

5.マルモのカルチャー界トップはデンマーク人

Resion Skåneの文化局長に、マルメ私立劇場トップマルメ国立オベラ劇場からForm/Design Centerのトップまで、これらすべてがデンマーク人。そういえば、いろんなところでデンマーク語(じゃなくてデンマークなまりのスウェーデン語か?)の挨拶が増えたよね?

6.マルメのローカルバンドシーンが充実

KlusterとかFubbikとかHygge på Babelとか(私にはほとんど暗号ですが^^;)、老舗のKBでもLocal Bands Local Brewっていうマルメのバントとマルメのクラフトビールでできたクラブイベントが始まるそうです。

7.ますますスケート・シティとして確立

廃れた元港湾都市だったマルメが今のヒップなカルチャーを確立できた背景にはマルメ大学やGame Assemblyや漫画学校(?)やSpinnerietなどの学校の存在が大きかった。そして今、世界にスケートシティとして名を馳せようとしているマルメにはスケーターのための高校がある? ほんとうですかこれ?

8.ホテルは、ホテルから芸術プロジェクトへ

ホテルは泊まるだけのものから訪問して楽しむものへ。Grand Circus Hotelを鑑賞しに行ってみますか? 今は冬季休業中のよう。

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9.ミュージアムがインフレ気味

へー、Migrations- och demokratimuseet Rörelsernas Museumが運営テスト設計中だとか。知らなかった!

10.え!、ニュースが9つで終わってる!

記事を最初から訳してきたら、なんとニュースは9つ目で終わっていた! 数字が並んでいる様子を見て勝手に「10大ニュース!」と思ったのは私だ。確かに、別に9つで終わって切りが悪いなんて、誰も思わないのだろう。

さて、気にはしていないつもりでも、いくつかの発砲事件に影響されているのか、私は以前と比べてマルメに遊びに行かなくなってしまっていたので、2020年はちょっと再開しよう!

2019年、マルメの楽しみはこう変わった

© Hiromi Blomberg 2023