職員の胸のカメラで乗客をビデオ撮影
ストックホルムの地下鉄やバスを運行する公共交通機関SLでは、車内で乗車チケットの検札を行う職員の胸にライブカメラをつけるテスト運用を行っている。
駅に改札のないこちらの交通機関では、時々車内で抜き打ちのチケットの検札がある。乗客によっては、悪態をついたり暴力をふるうものもいて、担当のSL職員の労働環境は決していいものではなかった。
暴力は減り職員は安心して働ける
2ヶ月前の昨年の12月から、4人の検札担当職員で始められたテスト運用の効果は抜群で、職員から安心して働けるとフィードバックをえて、SLはカメラ使用の拡大の本格的検討にはいる。もちろん検札が原因でおこる乗客とのもめごと、脅しなども減少したし、一般の乗客からもとくに批判的なものはないという。
カメラは職員の胸の前に設置されており、職員の前に立つことになる乗客はカメラの下にある小さなスクリーンで自分が映されていることを理解する。カメラはずっとオンの状態になっているのではなく、現在は職員が必要だと思った際にスイッチをいれる運用だ。(下のリンクから運用の仕方に関するビデオが視聴可能です)
日本のたいへんな環境にいる鉄道職員にもぜひ!
日本の鉄道でも、以前にくらべて暴力にさらされる職員が増えていると聞く。酔っ払いの喧嘩を止めに行くときにはライブカメラの導入はいかがでしょうか?