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スウェーデンの先生の状況から「恩師」という言葉を思い出す

5年毎に実施されるTALIS(OECD国際教員指導環境調査)の2018年の結果では、スウェーデンの先生の90%以上が自らの職業に満足していると回答。スウェーデンの先生、仕事大変だしお給料安いっていわれてるし、本当に大変だよなー、と常日頃思っていたので、この数字みて安心しました。

ただし、先生という職種が社会でステイタスの高い仕事として認識されているかという問いに対してYesと答えたのはスウェーデンではたった11%。これでも前回と比較すると5%上昇したそうですが、OEDCの48カ国対象のこの調査での平均値の26%と比べるとかなり低い。

子供のいない私が、スウェーデンの学校関連情報源と信頼している日本人の友人は、日本とスウェーデンの両方の国で先生として働いた経験があります。先生の仕事は長時間にわたり、授業の計画と実施だけではなく、親との連絡や各種雑多な事務手続きまで、本当にキリがない。

しかし彼女によると、大変さは日本でもスウェーデンも同じだけど、日本では「先生」という職業に対する社会的に大きな尊敬の念がある(よって、働く時のモチベーションになる)ところが大きく異なるとか。

スウェーデンの大学で、教授に対しても堂々と反論を述べている学生を最初にみた時は驚いたものですが、このフラットな関係があるから自由なイノベーションも起こりやすいのだろうなとも察します。

だから先生に自分の意見も話せないような上下のヒエラルキーはいらないけど、ものごとを教えてくれる人に対する尊敬の念は、スウェーデンの子供やその親達にもうちょっとあってもいいのではないかと思っています。

あー、やだ、小学校の先生のこと思い出して目尻が潤んできましたー。私が今あるもの、先生がいつもあたたかく見守り励ましてくれたおかげです。岡本先生、本当に感謝しています!

スウェーデンの先生は仕事に満足、でも頻繁に学校間で転職している

↑ この転職の理由は給料を少しでも上げるためだとか。自分が通った小学校にいっても知ってる先生が誰もいない状況だと、やっぱり少しさみしいですね。

TALISの日本語でのサマリーはこちらのリンク先から読むことができます。

www.nier.go.jp