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PISAの結果でお嘆きの皆さまへ・先生の給与を上げよ!

先週発表されたPISA(OECD生徒の学習到達度調査2018年調査)で、スウェーデンの生徒の読解力が低下していることがニュースになっていたが、これに関してダーゲンス・ニュヘテルで人気コラムを執筆しているアレックス・シュルマンが、簡単で強力な解決策を提案していたので紹介する。

シュルマンは、自身が子どもだった頃のスウェーデン語教師、ブリッタ先生の思い出を語る。いつもスーツを着て、きらびやかなブローチを胸につけ、髪をアップにし、常に正しく、少しこわいが子どもたちから尊敬を集めていた先生が、ある日、アウグスト・ストリンドベリの短編小説を読み上げてくれた時に、物語の魔法にかかった経験を。

PISAのテスト結果が出て以来、各方面の政治家たちが、やれ、子どもたちの教育カリキュラムに国がもっと移入することが必要だ、もっと規律正しい学校にすべきだ、教室でタブレットを使うのをやめるべきだ、と様々な提案をしているが、シュルマンは政治的な意志さえあればもっと簡単にこの読解力低下の問題を解決できるという。それは先生の給与をあげ、教職を魅力的な職業に戻すことだ。

スウェーデンの教師の初任給は、こちらもひどいヨーロッパの平均値あたりにあるが、新しい統計では、給与向上傾向は他の国に比べて遅れをとっていると彼は書く。さらには自身の3人の子どもたちが学校で読まされているABC-klubbenという新教材をやめて、本物の物語を子どもたちに与えることも提案する。

先生の給与を上げ、本物の物語を子どもたちに。

アレックス・シュルマン・とても簡単なことだ。教師の給料を上げ、子どもたちに本物の物語を与えよ(ダーゲンス・ニュヘテル)

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ところで、本日12月13日はルシア祭 ☺︎今年はカルマー城からです。(全世界で視聴可能)

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© Hiromi Blomberg 2023