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何がテロを引き起こすのかを学校で考える

8年前の7月22日も、今日のような気持ちのいい夏の日だったことと思います。ノルウェーで77人が殺されたウトヤ島での悲劇を始めとする連続テロ事件が起こったのは2011年。

昨日、ノルウェーの文部大臣が発表したのは、このテロ事件を学校できちんを教えることにしたこと。

多くのテロ犠牲者と同世代である高校生に対して、学校がこれまでテロをどう扱ってきたかを調査した学校教育の研究者は、生徒たちはこの悲しみと衝撃を自分たちの中でどう扱うかのための時間は与えられてきたが、テロを引き起こした政治的、宗教的な背景に関して学校で議論されることはあまりなかったといいます。

極右の政治的思想に裏付けられたテロ行為なのに、事件が語られる時、その部分が抜け落ちていることを危惧する社会民主党員もいます。

かといって、個々の先生が自分の裁量だけで取り組むには難しい問題。カリキュラムに組み入れるのは、事件をただ年表の中の出来事として風化させず、一人ひとりが考える機会を与えられるという意味でいいことだと思います。ひどい事件に関して向き合うことはつらいですけれどね。

ノルウェーの学校はウトヤのテロ事件に関する教育を始める