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服は買わない、という当たり前

年間一人あたり8キロの衣類が捨てられる

ペットボトルやアルミ缶等の回収時の代金払いシステムもあいまってか、プラスティックや金属の資源ごみの再生利用率はかなり高いスウェーデンでも、衣類やテキスタイルの再利用や再生利用は思ったほど進んでいない。

そもそも衣類は再利用のための回収方法も現時点では定まっておらず、ゴミとして捨てられれるものが大半を占める。

自然保護庁が実施した調査によると、スウェーデン人は一人あたり年平均14キログラムの衣類を購入し、また8キログラムをゴミとして捨てる。ゴミとして出されたものは燃えるゴミとして焼かれてしまう。

再利用も少ないし、再生できるものはほとんどない

ゴミにとして焼かれることを免れ、回収されたものは多くがNGOなどを通じて、衣類を必要としている途上国などに送られる。セカンドハンドの店頭で販売されているものも合わせて、これが年一人あたり3.8キロとなるが、回収される衣類のうち新しく再生されるのは全体の1%でしかない。

再生利用が進まない大きな理由の一つはデザインや原材料費の面から、一つの洋服が様々な素材をミックスして作られていることにある。

かといって、綿100%であれば再生されやすいかというと、今の再生利用技術では綿のクオリティが落ちてしまうので、新しい衣服として再生できるのはやはりそれほど多くない。

これからの「なにもしない」という選択

再生技術自体はどんどん進んでおり今後に期待でき、また衣類を資源ごみをして回収する方向もEUからの規制もあり、2025年までには国として方針を決めることになっている。

が、今すぐにでも、この多くの資源と水と化学薬品を使い、気候温暖化にも多大な影響を与え続けている衣類とテキスタイルの問題に、自分で変革のための一歩を取りたければ、なにもしない、というのが正解だ。

そう、服は今既に持っているものを着続け、新しいものを買わないというのが少なくとも新しい再生技術が開発されるまでは、正しい解となりそうだ。

こういうことは、私達のようなバブル世代より、もっと若い今の20代、30代のファッショニスタの方がもちろんよくわかっている人の多い、当たり前のこと。

はい、私達もちゃんと学びましょう。

衣類やテキスタイルの再利用が難しい理由(SVT Nyheter)