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社会的意義のある仕事を求めて

驚くほど多くの人が仕事に意義を見出しているスウェーデン

ダーゲンス・ニュヘテルが最近実施した調査によると、スウェーデン人の3分の2が自分の仕事は社会的意義があり、世界をよくすることに貢献していると思うと答えている。この数字、すごく高くないですか?

日本に比べると、行政機関の職員として働く人が多いことが影響しているのだろうか?

しかしながら、残りの人は自分の仕事には意味もなく、社会貢献もできてないと感じているもの事実。

給与や待遇は関係ない

高給であったり安定した仕事であったりするにも関わらず、より社会的に貢献できる仕事を求めて転職する人が、ちらほらといるのはスウェーデンでも日本でも同じ。

ダーゲンス・ニュヘテルの記事では、以前は大手家電量販店でマーケティングマネージャーとして活躍してたハンナさんへのインタビューが掲載されていた。

彼女の仕事は楽しかったし、給与もよかった。自分の仕事に関する高い評価も受けていた。にも関わらず、心にぽっかり開いた穴の存在を年が経つにつれて無視するわけにはいかなくなってきた。

ハンナの仕事の究極の目的は、その商品が必要とも思ってもいなかった人にそれを分割で買ってもらうこと。それが最終的には世界を少しだけ悪くしているのではないかという気が心の底にずっとあった。

そして彼女は親となったタイミングで、次の仕事のあてもなく家電量販店の仕事をやめてしまう。無職の5ヶ月を過ごした後、見つけた仕事は「国境なき医師団」のマーケティング担当者。給与も仕事の安定感も下がったが、仕事にやりがいを感じてやる気にみなぎる毎日だ。

社会的意義と生活を両立させる

思い返せば私も、2度も雇ってもらった親切な広告代理店の仕事をやめ、登山用品店でバイトしていたことがある。しかしすぐ、また親切な知人が子供に夢を売る仕事ならええんちゃう?と勧めてくれた映画会社でのマーケティング職に戻った。

スウェーデンに来てからは、B2Bのテクノロジーまわりの仕事を主にしていたので、ハンナさんのような問題意識を抱くことはなかったが、最近自分の人生の残りの時間とその時間を使ってやるべきことをよく考える。

ハンナも記事中で話していたが、給与が変わればお金の使い方を変えなければならず、最初はなかなか難しいもの。でもこれは慣れれば大丈夫ということの裏返しでもある。

そうであれば、何を躊躇することがあるのだろう!と自分にハッパをかけるため、この記事は選んでみました♪

ハンナは意味のない仕事をやめた。意義ある仕事でやる気満タン (Dagens Nyheter)

 

© Hiromi Blomberg 2023