「女性は社会的な規範に自分を適応させることに長けています。学校の成績もよく、特別ではなく「普通」の友人や興味を持とうとします。ASD(自閉スペクトラム症、アスペルガー症候群)だと診断されることも少ないのです」と、カロリンスカ研究所のスヴェン・ボルテ教授は説明する。
自閉スペクトラム症の診断は女性よりも男性で4倍高いことがわかっているが、これは女の子や女性が社会に適応しようとするので、症状を表にあわわれていないせいだと研究者たちはみている。
少女から大人になるにつれ、社会が個々人にに独立した行動を求めるようになって、はじめてADSだと診断される女性が多くなる、とボルテ教授はいう。
子どもの頃からわきまえてしまうのか、私たち。