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消えゆく空港

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 東京なら羽田、大阪なら伊丹空港に近い位置づけであったストックホルム郊外のブロッマ空港の閉鎖をスウェーデン政府が検討している。ペール・ボールンド環境大臣が昨日の記者会見で、ブロッマ空港の閉鎖とそれに伴うアーランダ空港(成田や関空のような大規模国際空港)の交通量の調整を調査中であることを明らかにした。

1936年にヨーロッパで最初のアスファルト舗装された滑走路を持つ空港としてオープンしたブロッマ空港は、1962年にアーランド空港ができてからその存在意義について何度も論争が持ち上がってきた。今回は、ブロッマ空港を運営するSwedavia社が昨年のコロナ禍で経済的に立ち行かなくなったとの報告書を提出したことから、政府が具体的な検討に入ったもの。

これから事業縮小計画策定のための調査委員会が任命され、ブロッマ空港からの発着の段階的な縮小が検討される。

ストックホルム市は空港がなくなればその跡地に公園や住宅地の建設を計画することができる。そうなれば、コンクリートだらけだった場所に多様な生物が戻ってくる機会となるだろう。

ランドスケープは変わる。私たちが決めた方向へ。

政府はブロッマ空港の閉鎖推進の意向を表明(SVT)

© Hiromi Blomberg 2021