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「マリファナは危険じゃない」と若者はいう

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世界的なマリファナ合法化トレンドの影響

若者のタバコやアルコールの習慣はスウェーデンでも減少傾向にあるが、マリファナを危険な麻薬として捉える人は減っている。

世界的なマリファナの合法化の波に合わせるように、スウェーデンの中学生、高校生の間でもマリファナに対する態度が変容している。今、既にマリファナ吸引習慣に変化が起こっているわけではないが、態度が変われば、この先行動も変わっていくかもしれない。

早く大人になるスウェーデンの中高生

スウェーデンの中学生、高校生は日本の同世代と比べると格段に大人だ。

今回、CAN(Centralförbundet för alkohol- och narkotikaupplysning アルコールと薬物関連情報中央連合会)が中学3年生、高校2年生5000人を対象として実施した調査では、中学生の7%がなんらかの麻薬を試したことがあると答えている。中学生になるとボーイフレンド、ガールフレンドの部屋でのお泊りも始まるものお国柄だ。

飲酒、喫煙は減少。ただし喫煙は女子の方が多い

アルコールへの興味が減少しているという傾向は驚くほど明らかで、1980年代、90年代には中学3年生の80%が過去一年以内にアルコールを飲んだことがあると答えているのに、今年実施された最新の調査では、約半数の39%まで減っている。

もう一つの顕著なトレンドは、喫煙は女の子の方が多いこと。高校2年生の女子では約4分の1、26%が時々または常習的に喫煙していると答えており、同年男子の19%を上回っている。

高校生の団体にスウェーデンで出会うと?

旅行でスウェーデンに立ち寄った知人に、スウェーデンはタバコ吸う人が多いね、と言われた事があり、それは私の感覚とは反対だったので驚いたことがある。スウェーデンでの私のd周囲の友人、知り合いでタバコを吸っている人はほぼ皆無だったからだ。

でも、高校生の通学の時間帯に大勢の高校生とバス停などで鉢合わせたら、多分そんな感想になりそうではある。

 

若者の間で飲酒・喫煙は減少。マリファナの危険視することも減っている(SVT Nyheter)

@hiromiのボイス - PitPa(ピトパ)

© Hiromi Blomberg 2023