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ヒップな募金活動は音楽で!

今年で11回目の国民的募金活動

スウェーデンのクリスマス前の募金運動として定着した「ミュジーック・イェルペン(Musikhjälpen ”音楽で助けよう”)」。今年は12月10日から、ルンドのストールトリエット広場からの生中継が始まっており、ラジオのP3と映像はSVT Play(生中継を観るにはページ上のビデオクリップからDIREKTの表示のあるものを選択)で視聴可能だ。

ミュジーック・イェルペンは、2004年にオランダで始まったラジオ番組 Serious Requestがスウェーデンに持ち込まれたものだが、スウェーデンで大きく社会現象化することとなった。

毎年12月13日のルシア祭を挟む週、冬至の直前の一年で一番日が短く暗いこの一週間、人々の暗くなりがちな心に灯をともし、暖かい気持ちになれるムーブメントに成長した。

複合的にインクルーシブに募金を集める仕組み

番組のコンセプトは、3人のパーソナリティが街のメイン広場に設置されたガラス張りのスタジオに144時間6昼夜閉じこもり、音楽リクエスト放送を流し続け、リスナーはその年ごとに異なる目的の慈善活動に募金を行うというもの。

職場や各種団体など様々なグループが、それぞれ自分がリーチできる範囲で募金活動を計画し、より多くの人をプロジェクトに巻き込むプラットフォームも提供している。また、多くの募金を集める有名人によるオークションなども人気がある。

音楽とDJの合間には、人気のアイドルや有名人がブースに立ち寄ったり、その年の慈善プロジェクトに関連したゲストとのインタビューなどがあり、盛りだくさんで飽きないコンテンツが用意されている。

目を見張る募金総額

スウェーデンの番組は2008年にマルメの広場で始まり、これまでにヨーテボリ、ウプサラ、リーンショッピングなどの街で開催され、達成募金額総額も年々上昇中。

昨年、2017年の「子供は売り物じゃない」と題された児童売買阻止プロジェクトでは、7日間で合計7400万クローナ(約9億3000万円)が集まった。

2017年のNHK歳末たすけあいの募金額総額が約5億3000万円、NHK海外たすけあいが7億円強なので、比べてみるとミュジーック・イェルペンの盛り上がり具合がが少しわかってもらえるのではないだろうか?何しろスウェーデンの人口は日本の12分の1に満たないのだから。

今年、あなたができること

今年のテーマは「みんなの、みんな同じじゃない権利」で、途上国の身体の障害を持つ人々への寄付を集めることを目標としている。

ルンドで初めて実施されるミュジーック・イェルペン。街の真ん中で、今、この瞬間も放送が続いており、私も何度となく覗きに行っている。

募金したい人は直接広場のブースにお金を持っていってもいいし、番組のアプリをダウンロードしたり、ウェブサイトからはSwishなどで一瞬で募金できる。このあたりの仕組みのシンプルさ、簡単さは本当に素晴らしい。

自分のプロジェクトを始めたり、またオークションや懸賞方式の募金への参加も1分もあればすべて完了する。私は50クローナ募金すれば、夏にヴェロニカ・マジオのコンサートが当たるかも!という懸賞に応募してみました。

せっかくなので、今日は一曲リクエストしてみよう。

募金の方法や今年のプロジェクトの詳細についてはこちらのサイトからどうぞ。 

Enjoy your music and do good!

sverigesradio.se

 

ミュジーック・イェルペン 全国をひとつにする社会現象へ (Expressen)

@hiromiのボイス - PitPa(ピトパ)