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変わる、獣医を取り巻く環境

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近年スウェーデンで獣医の数は増えているにも関わらず、ペットを診察してもらえる予約を取ることができない人が増えている。

以前と比べると動物の診察用のレントゲンや検査器具なども充実してきており、それと比例するかのように犬や猫などペットの診察で獣医を訪れる人も増えた。しかし、夜間や週末など通常の時間外で家のペットに向けた救急医療体制をとっている街の獣医はほとんどないのが現状だ。

スウェーデンには地区担当獣医(Distriktsveterinärena)という農産庁の機関が全国に80ほどあり、356日、24時間、主に農家の家畜むけに対応している。ここでは以前はほぼ牛や馬の緊急を要する事故のみに対応していたが、年々「もう20軒以上の獣医に電話をしたが、どこでも診てもらえない、うちの猫を診察してもらえないだろうか」という一般のペットの飼い主からの夜間や休日の問い合わせが増えている。

地域担当獣医は国の機関であり家畜対応を優先させるというはっきりした方針があるため、すべてのペットの飼い主の問い合わせに対応できるわけではないが、でき限りのことはしているそうだ。その場合、長い距離を車を運転してやってくる飼い主も多い。

コロナ禍でもさらに高くなったペットへの関心で、24時間体制の民間の獣医院ができるのも、もうそんな先ではなさそうですね。

「牛を他院にまわすにもいかず、対応に優先順位をつける必要がある」獣医師談