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スウェーデンのちょっと違った「ほんまかいな!」なニュースから、毎日ひとつ選んで紹介しています

コロナの中、絶好調の新聞ジャーナリズム

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スウェーデン最大手の新聞ダーゲンス・ニュヘテルが好調だ。2020年のダーゲンス・ニュヘテルはその長い歴史の中でも記録的な2億200万クローナ(約25億円)の利益を計上した。2019年は利益額は1億1700万クローナ(約14億7000万円)だったので、およそ倍増にせまる勢いで、また2020年の利益率は15%。これは2000年以来の高い数字となった。

コロナ禍のダーゲンス・ニュヘテルは、通常は有料のニュースサイトを、登録すれば誰でも無料で読めるようにした。この機会に新しく登録したのは30万人にのぼり、そのうちの4分の1が有料購読者となった。現時点のダーゲンス・ニュヘテルのデジタル有料購読者数は36万6000人である。

編集長のペーテル・ボロダルスキは「ジャーナリズムの質を高めることが経営にも一番よい方策ということが証明された。信用のおけるジャーナリズムに読者はお金をはらう」とコメントしている。

(ダーゲンス・ニュヘテルが広告よりもジャーナリズムを経営の中核として、変革を図ってきた道のりは下記の記事にもまとめてあるので、興味のあるかたはぜひどうぞ)

ニュースメディアの新しいビジネスモデル − スウェーデンから 2 <変革>|ブロムベリひろみ|note

ニュースメディアの新しいビジネスモデル − スウェーデンから 3 <ジャーナリズム>|ブロムベリひろみ|note

一方、スウェーデンの民放テレビ局TV4はこの度、100名の人員削減を決定した。コロナ禍の2000年も7億5800万クローナ(約95億円)の利益を出したが、これはその前年に比べると半減という結果。減益の理由はコロナにより、広告収入とまた有料のスポーツ配信からの収入が減ったからと説明されている。

いずれにせよ、私たちは今年もニュースに釘付けな年にになりそうだ。

TV4が100人削減(SVT)

DNは歴史的な好決算(ダーゲンス・ニュヘテル)

© Hiromi Blomberg 2021