昨日の夜はスウェーデンのアカデミー賞である、映画の祭典グルドバッゲン賞の発表があったので映画の話でも書きたいところだが、昨日EUがスウェーデンを濃い赤色で色分けした嫌な感じの地図を見たので、今日もやはりコロナ関連のニュースを。
(Foto:SVT Grafik/TT)
地図の濃い赤色の地区は、欧州委員会が新型コロナウイルスの感染状況が急速に拡大している地区として、これまでの拡大状況最高レベルの赤色からさらに一段回上がったレベルとして指定したもの。これまではフィンランドとギリシャを除くEUのすべての国は一律に赤色となっていた。
今回濃い赤色と指定された地域は、直近の2週間で新規感染確認者の数が人口10万あたり500人を超えている地区。国別でみると、アイルランドの1444人を筆頭に、スペインの804人、スウェーデン669人、オランダの555人といった国が濃い赤色で塗られている。
EUは具体的な措置は各国に委ねているが、これらの濃い赤色の地区から移動する人には出発前の検査や到着後の隔離を義務づけることを求めている。
これを受ける形で、スウェーデンからフィンランドへの移動規制が高まったことは日曜日にも書いた。この記事にはノルウェーで心配な変異種のことも書いたが、この変異種はスウェーデンでもすでに55例見つかっているそうだ。さらには、この数字はもう一週間の前のもので、刻感染状況は刻一刻と変化しており現時点ではさらに増えていることが予想される。
昨日、スウェーデンの公衆衛生庁は変異種に対する検査を増やすと発表したが、検査機関のキャパも既に手いっぱいなため全体の10%程度を対象とするとしたところ、各方面から検査数が少なすぎると強い批判があがっている。
さらには、ワクチン接種に関しての心配な話も。
調達やロジスティックや医療知識のある接種要員の確保という難題以外にも、ワクチンはテロや窃盗にあう危険があるというワクチン難題についての記事を読んで驚いていたら、今朝は、アストラゼネカのワクチンは65歳以上の人には効かない、と書かれた記事も目にした。
これはドイツのタブロイド紙に掲載されたものをロイターが配信した、とSVTが掲載している。ロイターの記事では、アストラゼネカは記事の内容を否定している。
今、これを書いているのは朝の6時すぎで、外はまだ漆黒の闇だけど、それでもこの後には確実に朝がやってくるはず。Håll i, Håll ut! 嫌になるけど、嫌にならないで、自分のできることをしっかり続けて踏ん張ろう。
上級医師からの批判「イギリス型変異種の検査はすべての人におこなうべき」