swelog ニュースで語るスウェーデン

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コロナよ、コロナ

みんなもうコロナのことなんか忘れて(ついでに気候危機のことなんかも忘れて)すっかり2019年の夏に戻ったみたいだな、と思ったら、コロナの方は私たちのことは忘れてはいなかったようで、スウェーデンでコロナ感染が再び広がっていることをSVTが伝えていた。

スウェーデンでは新型コロナウイルス陽性と確認された人の数が増え続けていて、先週はその前の週と比較して41%増加した。この夏、この傾向が続くと(恐ろしい)医療機関が逼迫する事態が待っている。

(去年の夏はこんな感じだった)

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公衆衛生庁によると、目下スウェーデンでの感染拡大のもとになっているのはBA.5という変異種で、これに感染した人の大半は軽症ですむそうだ。また、まだ結論を出すには早すぎるが、この変異種においてもワクチンを受けた人の重症化の可能性は低くなるようだともコメントされた。

今のスウェーデンでは症状が出た人は特に検査することは推奨されておらず、症状がおさまるまで家にいるようにとなっている。検査を受ける必要があるのは、医療や介護の従事者など特定のグループに属する人たちのみだが、6月20日からの1週間でコロナの検査を受けた人は1万6000人とその前の週とほとんど同数で、またこのうち感染が確認されたのは、3100件となっている。

現在ポルトガル、イタリア、フランス、ドイツなどではBA.5に加えて、BA.4型の変異種も拡大中だそうで、公衆衛生庁はこれから数週間以内にスウェーデンでの感染も拡大し、これが医療体制に影響を与えると見ている(コロナがなくても夏の医療機関はもともと大変だ)。

ウプサラの病院など、再びマスクの着用が義務化されたところもある(え、病院でもマスクしてなかったの!と驚く人もいるかもしれないが…)

さて、今回の説明は現在の国家主席疫学官であるアンデシュ・リンドボロムという人がしてくれたのだが、前の疫学官アンデシュ・テグネルは今、どこで何をしているのだろう? 公衆衛生庁をやめてWHOでもう一仕事してから引退するはずが、なぜかWHOでの仕事は決まらず、その後彼の消息についての話はきかない。元気かなぁ。

公衆衛生庁「コロナの陽性確認のケースが増え続けている」(SVT)

© Hiromi Blomberg 2022