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第4世代原発と放射性廃棄物と1000年続く電力?

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「第4世代と呼ばれる原子力発電では、放射性廃棄物が燃料として使用され、これが私たちのこの1000年で必要な量の電力を供給する」。こんなにわかには信じがたいような研究がヨーテボリのチャルマース工科大学でも目下進行中だ。

研究しているのは核科学と呼ばれる分野の研究者達で、その具体的な技術の説明は私の手におえそうにないので、詳しくは昨日放映されたスウェーデン語の科学番組や下記リンクで概要をまとめた記事を参照いただきたいのだが、まずはこんな研究が行われていることに驚いた。

スウェーデンの放射性廃棄物は現在オスカーシュハムンに中間保存されており、最終的にはフォーシュマルク原子力発電所近郊の地中深くに埋められることが決まっている。チャルマースの研究は、この原子力廃棄物を再利用して循環させるというものだ。同様の研究は中国やロシアで進んでいるということなので、スウェーデンがこの先も研究を進めることを選ばなくとも、きっとこの両国が技術を完成させるだろう。

原子力発電が自分だけの問題なら、この先は太陽や風力などからできる電力でまかなってそれ以上は電力を使わなければいいと思うけど、社会全体ではそれは簡単に起こりそうないのは理解している。この研究では原子力も再生可能エネルギーになることを狙っているようだが、それにより既にある危険な放射性廃棄物が安全な形で土に戻るという壮大な話につながるのならいいが、少し聞いただけでは私にはさらに危険な火遊びのように思える。

…… ところで、3月11日から昨日までずっとコロナのことしか書いていなかったが、今日は久しぶりに他の話題をとりあげた。昨日はコロナ関連では隣国のデンマークが学校を再開する予定だとか、ノルウェーは感染拡大を抑え込んでいるぞ宣言があったりの動きが目立った。一方、スウェーデンでは淡々と、この先2,3週間は医療現場の状況はどんどん悪くなる一方と説明されている。

みんな今日も「コロナ間隔」を保ってね!

第4世代の原子力発電は気候危機の救世主となるか?