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ワクチンと世論調査

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Novusが2ヶ月に一度行っているスウェーデンの世論調査。6月の最新調査では、医療問題に対する重要度が下がったという結果がでた。

2月と4月の調査では最も重要な政治的課題として、医療を上げた人は66%と65%であったが、これが6月には59%へと減少した。医療問題がもっとも重要だと考えている人が一番多いことには変わりないが、少しその程度が減っている。SVTのコメンテーターは「多くの人がパンデミックは収束しつつあると認識していることの反映だろう」と話す。最新の数字では、スウェーデンで一度目のワクチン接種を受けた人は対象者(18歳以上の成人)の約半数となっている。

コロナが実際に収束しつつあり、この先終息する方向へ向かっているのかはわからないが、人々の気持ちは「コロナ明け」に向かっているのは間違いない。ここのところ続いているいい天気で、カフェやレストランのテラス席は連日満席状態だ。

6月の調査で医療に続き重要な問題として挙げられたのが「法と秩序」そして「移民と統合」「教育」「高齢者」「環境、気候」と続く。

多くの項目で、一番よい政策をもっていると判断されているのは現政権を担当している社会民主党だが、「移民と統合」の問題で一番支持されてるのは極右政党のスウェーデン民主党だ。

次の選挙まであと1年。またスウェーデン民主党が政権をとったりしないだろうか、とハラハラしながら過ごす夏が一年後には待っているのだろうか。となると「コロナ」と「選挙ハラハラ」の間の今年の夏は、のんびり楽しんでおくべきなのかな?

医療はもう最重要問題ではなくなった(SVT)

© Hiromi Blomberg 2023