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フードコート個食規制

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IKEAと言えば、家族みんなで行って思いっきり好きなものを食べてもお財布に優しい人気のレストラン。そんなレストランでの食事も、今日からはひとりぼっちで食べることになる。

本日3月1日から始まるのは、IKEAのレストランやショッピングセンターといった独立した入り口を持たない、いわゆるフードコート式のレストランやカフェではテーブル1つにつき一人で食事する新しい規制だ。

ストックホルムがスポーツ休暇に入った今週、公衆衛生庁では屋内施設での混雑を抑えるためにこの一風変わった新ルールを決めた。今スウェーデンの飲食では、レストランの形態やアルコールの提供のあるなしにかかわらず、テーブルには4人まで、営業は夜8時半までという制限となっていた。

また公衆衛生庁は同じ理由から、ショッピングセンターや大型スーパーなどの買い物へもで一人ででかけることを勧めていている。

IKEAは、去年の3月にはスウェーデン国内に20ある直営店舗でレストランを閉鎖したが、その後はテーブルの数を減らすなどの対処をしてレストランの営業を続けてきた。今週はテーブルひとつに椅子をひとつだけ残した状態にして客を待つそうだが、テーブル一つに一人だけとはいっても、子どもや食事に補助が必要な人との同席はOKだということらしい。この子どもの同席について詳しいことはこのニュース記事には書かれていなかった。

あの大きなIKEAのレストランでひとりぼっちの人たちがポツリポツリと離れて食事をする様子を想像する。 まもなく、公衆衛生庁の思惑とは外れて、家族で行ってひとりずつ座ってテーブルとテーブル間で大きな声で話ながら食事をする光景が浮かんでくる。 ←ありがちか?

IKEAやショッピングセンターは公衆衛生庁の新規則にこう対応する

公衆衛生庁「大切なのは屋内施設の人数を減らすこと」

© Hiromi Blomberg 2023