スウェーデン中東部のノールショッピングコミューンが近々市民に配布するのは、自由に摘んでいいりんごやなしが市内のどこにあるかを記載した、いわば「果物お宝地図」。
スウェーデンには自然享受権といって、土地の所有者に損害を与えない限り誰でも他人の土地に立ち入ってその自然の豊かさを楽しむことができるというおおらかな決め事がある。
これは法律でも認められている権利だが、ベリーやきのこ狩りの時にはまったく起こらない罪悪感も、たわわに実る果物を摘むのはなぜか気がとがめる人が多いのか(? すくなくとも私は躊躇する😅)、コミューンには「あそこの果物の木は自由に摘んでもいい木なのか、どうか?」という問い合わせがよく入るそうだ。
そして、そこら中にあるりんごには目もくれない人も多いが、なしは人気で中でもノールショッピングにはあまり他にはない種類の梨の木がいくつかあるという。今回ノールショッピングコミューンが作成した地図には600本近くの果物の木が記載されているそうで、うらやましいなぁーと思ってニュース動画をみていたら、最後に「自由にとってもいい果樹の場所をみんなで報告しあうウェブサイト」が紹介されていた。
それがこちらのFruktkartan (”果物地図”)
私はまったくこの地図の存在を知らなかったが、ルンドには熱心な人がいるのか既に300本以上の木が登録されている。
私のお目当ては(果物じゃないけど)もちろん栗の木。
図書館前や大聖堂の横にある栗の木は狙っている人も多いし、なにより最近実りがいまいち。この地図でよさそうな木がないかちょっと探してみよう。
秋が楽しみになってきました。