スケジュールが一杯詰まっていないと不安になるのは大人だけじゃなくて、最近は子供ですら次にやることが決まっていないと「つまんないー!(Tråkigt)」を連発しますよね。
夏休みに入った興奮から少しさめ「トローキ!」を連発するようになってきた子供たちには、ぜひ退屈という名の素晴らしい世界と慣れていただきたい。
退屈な時間は創造性の源。
私も遅ればせながら、脳の動きに興味のある人にはおなじみの概念、デフォルトモード・ネットワークについて今勉強中。人間には、ぼーっとする時間の中で、自分に起こった出来事を分析したり、これから起こることをイメージしたりすることが欠かせず、このボーッとした時間からひらめきや気付きも起こっていくそうです。
私の8歳になる甥っ子のヤコブは、身体的にとってもアクティブ。走り回ることが大好きで、彼の遊びにずっと付き合ってると体がいくつあっても足りない。休憩させてほしいとお願いすると、すぐに「トローキ!」ってかえってくるのだが、ヤコブよ、おばさんというものは退屈な存在だし、今度は一回退屈の蜜の味を教えてあげるわ。