スウェーデンに引っ越してきた頃は、郊外に住んでいる友人が庭でハチを飼っていると聞いて驚いたものだ。スウェーデンでは、ハチやハチミツ作りへの関心は、以前より日本よりも高かったように思うが今年はそのトレンドが街中にもやってきそうだ。
近年受粉を行う昆虫が減っているという研究結果などを受けて、危機感をもった人たちがビルの屋上などの都心の環境でもハチを飼い始めている。
街中の公園や広場には花壇が多いなど思いの外いい環境が揃っていて、ハチにとっても悪い話ではない。また周囲の植物種が単調になりがちな耕作地環境と違い、街中は植物の多様性も高く、ハチミツつくりにもとてもいいそうだ。
これからはビルの名前がついたハチミツブランドがでてくるかもしれない。