スウェーデンを標的にした外国からの産業スパイが増えている。特に中国とロシアから。
これは、木曜日にスウェーデン議会の防衛委員会と外務委員会が共同で開催した、防衛大臣とスウェーデン治安警察(Säpo)並びにMUSTと呼ばれるスウェーデンの諜報機関を招集して開催された質疑でMUSTが明らかにしたもの。
質疑は、先週デンマーク公共ラジオがスクープした、デンマーク政府がスウェーデンの航空・軍需品企業であるサーブ(SAAB)から航空機JASを購入しようとした際に、アメリカの諜報機関である、アメリカ国家安全保障局NSAがスパイ活動を行ったとされる件に関して開催された。
このデンマークで起きたスパイ行為についてはまだ明らかになっていないことが多く、さらなる調査が必要との説明がされた一方で、MUSTはハイレベルのテクノロジー開発に関わる多くのスウェーデン企業がロシアや中国をはじめとする外国からの産業スパイの標的になっており、スウェーデンの機密情報をこれまで以上にしっかり守る必要を強調した。
きっとスパイは007のような派手なことはせずに、そこらじゅうで地味に淡々とと仕事をしているに違いない。昨日見かけた、花壇の中にやけっぱちのように斜めに突き立てられた郵便ポストの中に隠れてスパイ活動なんて、、、行ってはいない(よね?)
ところで、ジェームス・ボンドの新しい映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』はいったいいつ観ることができるのだろうか? スウェーデンほぼ唯一の映画館チェーンFilmstadionは現在営業停止中だけど……。こちらの記事では来年の4月2日から公開予定のよう。
今日はビリー・アイリッシュの歌だけでもどうぞ♪