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強制労働で作られた疑いのあるマスクがスウェーデンで大量に出回る

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スウェーデンの地方自治体が運営する医療施設や高齢者施設などで使用されているマスクが、中国での強制労働で作られたものである疑いのあることをSVTが伝えたのが15日の火曜日。

昨日の水曜日はこの続報で、地方自治体だけではなくスウェーデンの社会庁や防衛省などの国家機関や、さらには私たち消費者むけにマスクを販売する一般ドラックストアなどで売られているマスクにもウイグル人の強制労働で製造された可能性があることが明るみになった。強制労働の疑いのある中国の製造会社へ代理店を通して社会庁が発注したマスクの数だけでも1200万枚以上に及ぶ。同様の経路で他の北欧諸国やバルト三国にもにも強制労働疑惑のマスクが購入されていると記事は伝えている。

このニュースを受けて、店頭やネットショップでこれらのマスクを販売していたドラッグストア大手各社は、昨日軒並み該当商品の販売を取りやめた。

ウイグル人の強制労働に関してはこれまでにBBCやニューヨーク・タイムズでも報道されているが、中国政府は一貫してこれはフェイクニュースであると説明している。

ストックホルムの中国大使館は今回のマスク問題に関してまだSVTの取材に回答していないが、7月に駐英中国大使がBBCの番組に出演してウイグル人の強制収容所疑惑について話している動画があったので、参考までにこちらのリンクも貼っておきます。

英外相、中国がウイグル人に「おぞましい」人権侵害と非難 - BBCニュース

 

スウェーデンで使われているマスクに強制労働で製造された疑い

強制労働の疑いのあるマスクの購入でスウェーデンの省庁への批判

ドラックストアチェーン各社が中国製マスクの販売の取りやめへ

© Hiromi Blomberg 2021