swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

休日、そして「異常な日常」に備える

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昨日の朝、ブログを書いてからは少し新型コロナウイルスのニュースからは離れようと思い、コテンラジオを聴きながら掃除をしたり、料理をしたり、散歩したりして過ごした。

もう一つやったことは、今、別々の用途で使っている2台のMacをきちんと横に並べて切り替えて使えるようにしたこと。明日からまたどういう働きかたになるかわからないけれど、ずっと家から働くことになっても大丈夫なように机の上を整えてみた。

ちょっとごちゃにごちゃになっていたMacやIphoneのコードもすっきり配線し直したらずいぶん気持ちも落ち着いた。

夕方になってようやくニュースを見始めたが、昨日は政府からも公衆衛生庁からも特に大きな発表はなかったようだ。みんな倒れたりしないのか心配だったので、少しは休みがとれているかなと安心した。

スウェーデンで取られている方針は、専門家と政治家がもちろん最善をつくそうとしているのだが、人類が初めて直面する状況の中、エビデンスもなく何が正しいのかわからない中の決断を行っている。

そして社会隔離をすれば経済的困窮者がでてしまうように、すべてをよい状態に持っていくことはできない。その中で微妙なバランスを保ちながら物事をすすめるのは本当に大変だろうなと思う。なにをどう決断しても、少なくない数の人から批判を受けるだろうことは発表前から明らかだから。

この後も、今日の午後や明日以降、新しい発表が続々されていくはずだ。直近では、基礎学校が閉鎖されても今の状況に絶対必要な仕事(医療、食料品、警察、エネルギーなど)に従事する人たちが働き続けるための新しい社会体制などが確立されることだろう。

今、私達は特別な時間の中にいて、そしてそれは結構長く続くようである。

京都大学の山中教授が、自分は感染症は専門ではないとしながらも新型コロナウイルスに関する情報発信サイトを開設したとツイッターで知り、見にいってみた。そこにあったのはこんな言葉。

新型コロナウイルスとの闘いは短距離走ではなくマラソンです。1年は続く可能性のある長いマラソンです。(中略)疲れたり油断して止まってしまうと、感染が一気に広がり、医療崩壊や社会混乱が生じる恐れがあります。一人一人が、それぞれの家庭や仕事の状況に応じたペースで走り続ける必要があります。

疲れたり、油断したりしないように。そして心身をいい状態で保てるように。今日の日曜日は「異常な日常」を生きていく心構えを整えることにしよう。

私はまずはちょっと外を走ってきます🏃‍♀️

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© Hiromi Blomberg 2023