今も毎週火曜日と木曜日に行われている新型コロナウイルス対策関連省庁合同記者会見。私はすっかりみなくなってしまったが、昨日もしっかり開催された。
昨日の会見で、公衆衛生庁のカールソン長官がコメントしたのは「スウェーデンでの新型コロナウイルス感染状況の落ち着き」だ。
スウェーデンでは6月後半の夏至祭あたり以降、新型コロナウイルスによる死者数、感染者数ともぐっと落ち着きをみせており、ここ10日ほどは死者数は一日1名程度。PCR検査の拡大と共に一度はかなり増加した感染者数においても先週は12万6千名への検査で陽性は1.2%でかしかなく、感染状況は社会全体で落ち着いているようだ。
一時期は大変なことになっていた集中治療室でも、現時点でCovid-19によりここで手当を受けている人は全国で13人まで減った。医療機関は新型コロナウイルスへの特別対応にあたっていた時期は終わり、通常の運営状態へと戻りつつある。
とはいってもこの間の特別コロナ対応で、コロナ以外のさまざまな手術待ちの患者は全国の医療機関全体では15万人まで膨れ上がっている。
15万人の手術待ち - swelog 今日のスウェーデンのニュース
冬が近づいてくるとまた感染拡大のリスクがあるかもしれないし、どうか今のうちに普通の病気(?)の人たちにも手厚い医療が行き届きますように。