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年明けの新しい祝い方

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冬の花火の大音響

大晦日の厳かな除夜の鐘からは大きく異なり、スウェーデンの新年はカウントダウンと共に派手に花火を上げて祝う。このピンとこなかった冬の花火も賑やかな新年の祝い方も、20年近くこちらにいるとなんとなく楽しみにしてたりするので、おかしなものだ。

花火は市が主催して大きなものが打ち上げられたりする他、好きな人は個人でも購入できるサイズのもの(結構大きく派手なものも多い)を購入して、家の近くの空き地などでてんでバラバラに打ち上げたりする。

犬にとっては恐怖の年明け

打ち上げ方は割とテキトーだったりするので、もちろん毎年事故も起こる。それよりも大変なのはペットの動物たち、特に犬たちだ。

年明が開ける12時を中心に、ひっきりなしに続く花火の音と火薬の匂いから逃げられないことに多くの犬がパニックにおちいり、逃げようとして逃げられず、怪我してしまう犬もいる。猫は犬ほどの反応はみせないものの、やはりやなりストレスフルな年明けを送っているらしい。

レーザーショーで迎える新年

多くのペットの所有者からの抗議もあり、近年、花火の打ち上げをやめ、レーザーショーに切り替える自治体も増えてきた。

花火がなくなるとなれば私などはそれはそれでなんとなく寂しく、また全ての人を満足させる解を見つけるのは難しいけど、変わるとなったらその実行は早い国なので、しばらくしたら「そういえば昔花火あげてたよね、嘘みたい」といっているのかもしれない。。

みなさま、どうぞよいお年をお迎えください。

新年の花火をやめたのはこの自治体だ (SVT Nyheter)

犬が新年の花火を怖がる理由・音だけじゃないその理由 (SVT Nyheter)

© Hiromi Blomberg 2023