65歳を過ぎても働き続ける先生が増えている。
小中高と基礎的な学校教育を提供しているのがコミューン(日本の市町村にあたる行政)だが、現在先生が不足している状況が続いており退職する年齢になっても引き続き働いてもらったり、退職していた先生にまた働いてもらうことが増えた。
現在コミューンに雇用されている先生たちの3.4%、全国で3333人の先生が65歳以上。8年前と比べてちょうど2倍になった計算だ。経験のある先生に働いてもらうことで、クラスに落ち着きがでるなど学校側には人材不足解消以外の効果もあるようだ。
お金の面でも雇用される先生側も66歳を超えると支払う所得税もぐんと減るし、雇用する学校側が支払う雇用税(社会保障費 Arbetgivareavgift)も通常の31.42%から10.21%へと下がる。
先生が不足しているにも関わらず、いまの若い人達の間で教職の人気が高い! という話は聞かないので、今後も一般に退職する年齢をこえても働き続ける先生たちは増えていくことだろう。100年生きるのであれば65歳もまだまだ若いしね!