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父親休暇を阻むもの

スウェーデンのパパたち

日本でも長らく「スウェーデンのパパたち」という写真展が巡回していることでも知られるように、スウェーデンのお父さんたちは育児休暇をよくとることで有名だ。

育児休暇は、こども一人あたり両親合計で480日取得可能で、そのうちの90日はお父さんだけがとる権利のある仕組みになっていることも、父親の休暇取得率を底上げしている。

プライベートセクターの休みにくいカルチャー

1993年から母親と父親の家庭での役割分担や育児休暇の取得について研究をしているヨーテボリ大学の研究者がこの度、大企業で働く男性にアンケート調査とインタビューを行った結果、そんなスウェーデンも私企業では父親休暇を取りにくいカルチャーがあるようだ。

働いている男性の80%は私企業で仕事をしている。逆に教育、医療、介護など行政サービスなどで働くのは女性が多い。

企業文化を打ち破るために

重要なポジションを狙っているので「休まない模範的な従業員」になろうとしていたり、あまりにも忙しすぎる職場で同僚に迷惑をかけたくなかったり。日本で休暇が取られない理由と似ているように思えるこの父親休暇をフルにとらない理由は、いずれもその職場がもっている企業文化に根ざしている。

その文化を打ち破るためのアドバイスが研究レポートに挙げられているので紹介しよう。

企業の経営者へ

  1. 家庭生活がうまく回っていると、仕事でも結果をだし、長い目でみると職場を離れることも少ないということを理解しよう
  2. 育児休暇に関して会社のポリシーを明確にしよう。社会保険からの育児休暇手当に上乗せして支払う、時短や家から働ける制度など作り、それを明文化しよう
  3. どの従業員も等しく重要とはっきりと示し、各自の状況にあった対応策を見つけよう
  4. まずは経営陣、マネージャーから変わること

最新レポート「私企業で働く父親たちは育児休暇が取りにくい」(Dagens Nyheter)