スウェーデン各地で頻発している爆発物による犯罪。
先週の17日にはストックホルムで一晩に3件もの爆破事件があったし、スウェーデン南部ののスタファンストルプという小さな街でも警察の入っている建物の入り口で爆発事故があった(早朝でけが人などはなかった)。
最近はあまりにも頻繁に通報や爆発事件が起こり、その処理にあたる爆発・危険物処技術者が不足している。現在全国組織となっている国家爆発・危険物安全局はストックホルムとヨーテボリ、マルメに専門員を配置させているが、ここ2年、とくに今年に入ってから全国各地で爆破事件が頻発しており、現場の担当者はてんてこまいのぎりぎりのところで働いている。すでに技術者を増やすようにリクルートも始まっているが、仕事が特殊なだけに採用にも時間がかかる。
先日のスタファンストルプのような小さな町で起こった事件の時は驚いたが、同時に「またか」と爆破事件に慣れてきてしまっているようにも感じた。一日中、爆発を恐れて不安な気持ちで過ごすのもいやだけど、こんな空気にも慣れたくはないものです。