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スウェーデンのちょっと違った「ほんまかいな!」なニュースから、毎日ひとつ選んで紹介しています

心弾まないクリスマス

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スウェーデンで他の地方に先駆けてこの秋一番最初に「同居の家族以外の人との接触をさける」などの行動規制要請がでていたウプサラ、スコーネで、その地方別の勧告が12月13日まで延長されることが昨日発表された。

公衆衛生庁は、それ以降はクリスマスとなり通常の年では国内の長距離移動が増える時期にあたることなどから、これまでの各地方の状況に合わせた勧告ではなく全国統一の行動規制要請を計画している。感染抑制のための行動規制要請はクリスマスから年明けまで当面の間は強い形で続いていきそうだ。

一方、ヨーロッパの中でこの秋第二波がいち早く、また急激に起こったフランスやベルギーといった国ではどうやら感染拡大のピークは超えたのではという報道がスウェーデンにも入ってきた。私の住むスコーネでも昨日、新規感染者数は減少傾向に入ったようだと報告されたが、同時に安心できるような要素はまったくどこにもない。

全国で集中治療室で手当を受けている患者数も急激に増えているし(今、全国で167名で全国の集中治療室の患者のうち40%が新型コロナウイルスの患者となっている)、多くの重篤患者は長期化することもわかっているで、この傾向はこれからまた長く続くと予想される。

一時期は収まっていた高齢者向け施設での感染もまたあちらこちらで広まっている。春先とは異なり防具も潤沢にあり感染防止のための手順も確立されて、みんなが最大限の注意を払っている状況であってもそれでも感染を100%防ぐことはできない。高齢者住宅では介護要員など働く人の中にも病欠の人が増えてきているので、残った現場の人たちは本当にきつい状況だ。これは医療現場でもまったく同じ。

現状にわずかでも光があるとすれば、先に述べたフランスなどの国で感染の状況が減少傾向になってきたということと、こちらも昨日発表されたワクチンの確保に関する新しいニュースだろうか。

スウェーデン政府はアストラゼネカとジョンソン・アンド・ジョンソンに続きファイザー/ バイオエヌテックともワクチン購入の契約を行い、これでほぼ全住民に必要なワクチンが手配できたと発表した。しかし同時に、ほとんどの人に行き渡るのは早くても来年の秋くらいになりそうだともコメントしている。

少しも心の弾むところのない今年のクリスマスだけど、心を奮い立たせて早めに窓のクリスマスランプの飾り付けでもしようか。

クリスマス前には全国規模の規制を予定

高齢者住宅で増える感染「とても心配な状況」

集中治療室の患者が四日間で74名増加「さらに増えるだろう」

三社目との契約完了でスウェーデンはワクチンを確保