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危機にはスカウト! でも日本ではスカウトが危機なのか?

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活動が野外である点や、危機に際して自分で問題解決をする能力を高める側面、またはパンデミック禍でもグループの連帯を感じることのできるそのありようが人々にアピールしたのか、スウェーデンでスカウト活動をする人が増えている。

参加者の増加は、大都市だけでといった地域的な偏りがあるわけでもなく、スウェーデン全国でみられ、また性別や年齢による差もなくどの属性の人の間でもまんべんなく増えた。2020年の一年で新しく参加した人の数は約3000人で、合計するとスウェーデンのスカウトは75,257名の加盟員数を誇るようになった。

とはいってもスウェーデンのスカウト活動は80年代あたりにはもっと盛んで、活動者数も現在の倍ぐらいの規模だった。年々減り続けていた活動員の傾向に変化が見えたのは7年前。この頃からスカウトの数は増加に転し、それが去年のパンデミックでさらに拍車をかけた形となった。

スカウト、へー、私は子どもの頃、ちょっと憧れてたけど機会がなかったなぁ。日本のスカウト活動も今盛り上がっているのかな、と思ってちょっと調べてみたら、あれ、主な団体の名前は「ボーイスカウト日本連盟」!? 

へ、ガールスカウトと別組織なのか? へ、どうなってるの? とさらにサイトを読み進むと、ボーイスカウト日本連盟で女性のスカウト活動を阻害している問題点を探り、女性のスカウティングにおけるライフサイクルや、女子のスカウティングにおける活動について提言を行う「ジェンダー共同参画特別委員会」がこの3月9日に中間報告を提出したことが記されている。

中間報告の中身として、ボーイスカウト日本連盟理事会における女性理事の割合が現時点では24名中1名で4.2%であること、またこの数値を2022年までに30%、最終的には40%を目標とすることなどが書かれている。そしてその改革への具体的な提案としては家族会員を増やすことや、表彰制度の新設など、となっている。

ざっと読んだだけなので、私が問題を理解していないだけなのかもしれないが、ジェンダー共同参画が問題になっているのに、誰も「ボーイスカウト」という日本連盟の名前を問題にしてないのだろうか? よくわからん。 

おそらく日本ではガールスカウトが別組織で活動しているからということだと思うが、ボーイスカウト日本連盟の英語名はScout Association of Japanという不一致も変だ。さらには、すみません、名誉役員に森喜朗さんの名前も見つけてしまったよ。うーん。

そして調べようと思った日本のスカウトの会員数だが「ボーイスカウト日本連盟」のサイトによると加盟員数は91,827名だった(2020年3月31日現在)。人口比でいうとスウェーデンの12倍あってもいいくらいなので、日本のスカウト活動はもしかすると存続の危機に面しているのかもしれない。

スウェーデンでは国王もスカウトで、みんなと一緒にご飯の配膳とかしてる動画も紹介されていたことにも触れようと思っていたのに、この日本の「ボーイスカウト」にびっくりしすぎて、なんだか話しが違う方向にそれちゃった。すみません。

パンデミックでスカウトが記録的増加へ(SVT)

© Hiromi Blomberg 2021